ハンドメイドの布ナプキン
形の理由と手作りだからできること
手作りだからできることがあります。
ハンドメイドの布ナプキンには手間と愛情を惜しみなく掛けています。
どのような手間を掛けているのか、そしてこの形に落ち着いた、「形の理由」をお伝えします。
形の理由・・・理想の形はハンドメイドだからこそ出来ました。

市販のロックミシンタイプの布ナプキンはひし形や楕円形、または緩やかな内カーブが多いですが、裁縫のしやすさと関係があるようです。
横漏れを防ぐ防水布入りの羽がショーツの形を崩さない様にショーツのクロッチを包む形にする為には、羽を急な内カーブにする必要がありました。
ところがロックミシンで急な内カーブを縫うことはとても難しいのです。
試作の段階で、急な内カーブをあきらめて緩やかな内カーブかひし形にしようと何度も思いました。
しかしひし形タイプ等にすると、どうしてもショーツのクロッチ前後を変形させてしまうので取り付けづらく、
クロッチを細長く変形させて装着する形になってしまいます。
羽を別布で付けると、装着はし易いのですが、厚みが増してしまうことと羽までつながる防水布を入れることが出来なくなってしいます。
どうしても理想の形をあきらめたくありませんでした。
何度も失敗をしながら、やっとこの形を縫えるようになりました。
薄くて快適、取り付け易く、ショーツを変形させることなく自然な形を保つ理想の形です!
量産型には出来ない手作りならでは出来た形なのです。

ミシンを何度も止めながら布の位置を調整して、ひとつひとつ神経を集中しながら縫うようにしています♪
生地への水通し
市販の布ナプキンを洗ってみたら、形が変形したり、伸縮率が違う為に布がつれたりする事がありませんか?
スズメラウンジのホルダー・スナップライナーは布を水通ししてから作るようにしています。
水に浸けて、布をこれ以上縮まない様に最大限に縮ませます。
またライナーを固定する山道テープも水通しをしています。
この水通しのひと手間はハンドメイドならでは出来ること。
せっかくの布ナプキンを洗濯後も寄れたり縮んだりしないように心を込めて作っています。